2.PDSにおける建築設計・監理業務の進め方について(戸建住宅等小規模建築の場合)
 

最初の打合せ

  • お会いして土地の概要や建築に対するご要望等いろいろなことをお聞きします。
    →必用に応じてラフプランや進め方検討書を作成いたします。

2回目の打合せ

  • お聞きしたご要望等に基づき今後の進め方案やラフプランを作成し、再度お話をいたします。
    →ラフプランなどの資料をもとにご検討いただきます。
  • 2回の打合せで、私達との設計作業を進めていかれる方針が決まった場合は、
    →手付金(基本作業開始費用)をお支払いいただき事前調査設計に進みます、または
    →設計委託契約を締結していただき基本設計作業(事前調査設計を含む)に入ります。
  • 残念ながら、PDSに設計作業を委託されない場合は、提出いたしました関係資料はご返却いただきます(注:PDSが提供したアイデアあるいは提出した資料の著作権は株式会社パシフィック・デザイン・システムズに所属します。その全部または一部を流用することは出来ません)。

基本設計(1〜2週間に1度の打合せ/2〜6ヶ月位)

  • 基本設計作業を始めるに当たって、まず着手金として設計料の10%をお支払いいただきます。
  • ご要望事項、ご確認事項等に関して調査票を作成いたします。
  • 敷地に関する事項(法規・地盤・測量・各種インフラ等)の調査確認をいたします。
    →地盤調査と敷地の測量に関しては、資料が無い場合は専門の業者に委託して頂く事になります(必要に応じて各業者とのコーディネート及び立会い等は行いますが、業者との契約は原則として発注者が行い、費用は発注者が直接各業者へ支払っていただきます)
  • ラフプラン、打合せ内容、調査結果などをもとに基本設計案を作成いたします。
  • 法規、構造、設備、仕上げなどの具体的な検討も同時に進めてまいります。
  • 期間中の打合せは適宜、電話、FAX、Eメール等でも行います。
  • 基本設計の進捗の過程に応じて、平面図、立面図、断面図、模型、スケッチ、CGなどを提示して打合せを進めてまいります。
  • 基本設計案をご承認頂いた後に、実施設計に進みます。
  • 基本設計が完了した段階で基本設計料として設計料の30%をお支払いいただきます。

実施設計(打合せは適宜/2〜3ヶ月位)

  • 実際に施工業者と工事契約を締結し、工事を行うのに必要な設計図書(設計図および各種仕様書)を作成いたします。
  • 仕上の選定、各種器具および機器類の選定と建築とのコーディネート等を行い、建築詳細図、構造図、設備図、仕上表、各種仕様書の作成を行います。
  • 同時に建築確認申請の手続きを行います(建築確認申請は建て主名で行い、申請手数料は実費をお支払いいただくことになります)。
  • 期間中の打合せは適宜、電話、FAX、Eメール等でも行います。
  • 規模、構造形式、設計の内容などにより20枚〜100枚程度の図面を作成いたします。
  • 実施設計図書の提出後、実施設計料として設計料の30%をお支払いいただきます。

 

PDSにおける見積及び施工業者の選定支援について

見積り依頼及び見積り調整(約1ヶ月)

  • 工事請負業者1〜5社宛に見積りを依頼します(見積り期間は2〜3週間程度)。
  • 各業者から提出された見積書を比較検討し、数量、金額の正否を確認し、予定工事金額を上回った場合は減額案を作成するなどして調整を行います。その過程で必要に応じて市場価格の調査等を行い、業者と金額の交渉を行います。
  • ご依頼者の予定工事予算を踏まえて設計し図面を作成しますが、より広くしたい、より良い材料を使いたい、よりグレードの高い器具・機器類を使いたいとの希望、要望に可能な限り答えようとすると、見積り金額は当初予算をオーバーすることがあります。また入札金額は、各業者の参加意欲等により大きく差がある場合もあります。見積り調整においては一緒に良く検討し、納得できる金額で工事契約が出来るようにする事が必要です。

施工業者の選定支援と工事契約

  • 各業者から提出された見積書または入札書と各業者の実績等を踏まえて工事契約業者の選定に関するアドバイスをいたします。
  • 選定された業者と工事請負契約を締結していただき、工事着工となります。

 

PDSにおける設計監理業務について

現場における設計監理(週1回の現場視察及び現場における打合せ/その他必要に応じて適宜)

  • 工事期間は着工後5〜10ヶ月です(建物の規模と構造により変わります)。
  • 実施設計図(契約図書)をもとに、現場で進行する工事の内容を確認し、必要な場合には工事関係業者の人達と問題解決の打合せを行います。
  • 工事に必要な詳細図やスケッチを作成します。
  • ご依頼者には設計監理報告書を提出いたします。
  • 期間中の打合せは適宜、電話、FAX、Eメール等でも行います。
  • 上棟時(建物の構造体が組み上がった時)現場監理料(第1回)として設計料の15%をお支払いいただきます。
  • 工事が完了し引渡しが終了した時点で、現場監理料(第2回)として設計料の15%をお支払いいただきます。

 

PDSにおけるアフターケアについて

アフターケア

  • 工事完了後、1年後に工事請負業者とともに1年後検査を行います。
  • それ以外でも随時ご相談に応じております。
  • 末永いおつきあいをさせていただければと考えております。

 

PDSにおける設計料について

高価なシステムキッチンなどを選定するだけで設計料が大幅に増えるのは不合理だと思いませんか?
PDSでは合理的に設計業務にかかる費用を算出するため、設計対象の広さ(大きさ)と難易度で設計料を算出する方法をお勧めしております。面積を基準とすることにより、設計料に連動することなく建築の品質を高め、適正な価格の建材などを選定できますので、無駄を省きより良い建築をより低価格で建てることが出来るように努める事ができます。

木造の場合

  • 床面積(坪)あたりの目安として9.0万円です(45坪程度の場合)。面積が45坪より大きい場合は床面積あたりの設計料は漸減し、45坪より小さい場合は漸増いたします。詳しくはお問合わせ下さい。
  • 吹抜け部分やバルコニー等は施工床面積として概ね1/3で加算されます(3.0万円/坪)。
  • 地盤に問題があり、構造的な検討が必要な場合及び3階建の場合は別途設計料がかかります。

RC造・鉄骨造・その他の構造の場合

  • 上記金額に、別途構造設計料がかかります。

内装工事(店舗・マンションや住宅などの内装)

  • 施工床面積(坪)あたりの目安として5万円です。
  • 構造的な検討が必要な場合、上記金額に別途構造設計料がかかります。

リフォーム設計の場合

  • 上記各金額の120%〜150%です。

特記事項

  • 住宅以外の用途の建物では別途電気・設備設計料がかかります。
  • 上記設計料は、用途・構造・規模・その他の条件(事務所からの距離等)により調整させていただくこともありますのでご相談ください。
  • 通常の委託業務項目に含まれない業務(JIA日本建築家協会業務委託契約書参照)に関しては、別途に追加業務委託契約を締結し、追加業務委託料が必要となります。
  • 施工床面積とは・・・
    →建築基準法上の容積率算定基準による床面積には、実際には工事費用のかかる吹抜けやバルコニー等の面積が入っておりません。しかしながら実際には設計対象部分であり工事費もかかりますのでそのような部分の面積も含めた延べ床面積を施工床面積と称します。