別荘・セカンドハウス
 
 
傾斜地の高低差を立体的に活用した絶景リゾートハウス(静岡県熱海市)

富士山麓の別荘計画(富士桜高原別荘地内)
スキーリゾートに建つ別荘計画(写真) スキーリゾートに建つ別荘計画(写真)
富士山麓の別荘計画(富士桜高原別荘地内)
富士山麓の別荘計画(富士桜高原別荘地内)

   

 傾斜地としての敷地の特徴と長所を最大限に活用し、カリフォルニアの山間リゾートを彷彿とさせる豊かな自然と、熱海の海や梅園の谷を望める眺望を生かした計画のリゾートハウスです。

 広い敷地を全面的に使って、敷地内道路と駐車場を設ける案も検討いたしましたが、崖上の公道から高低差10メートル以上もある駐車場と建物設置位置までアクセス道路を設けることは、敷地内の美しい自然を壊してしまう全面的な造成工事が必要なこと、建物からの眺めは造成された道路や駐車場の北側擁壁となってしまうこと、谷底では十分な日照が確保されず、また斜面を下りてくる林間地特有の湿気を受けること、敷地内の雨水の流れが建物へ集まり災害時の危険性が高まること、そして総工事予算の過半をこの造成工事に使ってしまうために建物建設に予算が充分振り向けられない事などから、前面道路と同じレベルで直接アクセス可能な敷地内の一番高い位置に建物を配置しました。工法としては鋼管杭+鉄骨基礎の上に木造2階建てを立てる事により、大規模な造成工事は行わずに、敷地内の美しい自然をそのまま残して家を建てる事が可能となり、大幅な工期の短縮とコストダウンが計れました。

1.建物は熱海の海方向の眺望が敷地内で唯一確保できる最も高い位置に設けました。これにより、日照を確保し、斜面を下りてくる敷地特有の湿気を避けるだけでなく、2階の屋上デッキからは熱海方向の眺望が、そしてリビングや1階のデッキからは眼前に広がる敷地内の自然と、その先に梅園方向の景観を楽しむ事が可能です。

2.敷地の一番奥に設けられた駐車場は敷地前面の公道と同じレベルで、しかも建物の入り口玄関とも同じレベルで、玄関脇に設けられた南向きのゲストルームはバリアフリーで安全にアクセスできます。また、リビングやキッチン、そしてダイニング前の広い屋上ウッドデッキにも駐車場と同じレベルでアクセス可能です。

3.敷地の傾斜に合わせた2段構成のリビング空間は、実質的に3層吹き抜けとなった天井の高い開放的な空間で、オープンタイプのキッチンからは、ダイニングを通してリビングまで、そしてバーベキューパーティーなどもできる屋上のデッキまで見渡すことができます。

 

スキーリゾートに建つ別荘計画(韓国)

スキーリゾートに建つ別荘計画(写真) スキーリゾートに建つ別荘計画(写真)

   韓国でも人気のある、江原道平昌郡泰岐山の雄大な自然環境に囲まれたスキーリゾート地に建つ別荘の計画です。韓国の法律では2軒目の住まいは、延床面積が45坪以上になると税金が高くなるということで、面積に入らない屋根裏部屋を積極的に活用して、広い書庫と展望書斎を設けました。遠くから見ても際立つ大きな三角屋根と重厚感を醸し出す煉瓦積みの外観、雄大な眺望を確保する大きな窓、広い外部デッキと連続したリビングを中心とした一体的で開放的な共用空間などが特徴です。軒の深い大きな勾配屋根を、主要な出入口やバルコニー、デッキのある建物の南側と北側に落雪しないように架け、屋根からの雪は建物の東西のスペースに落として処理します。建物外壁は外断熱工法を採用した高気密高断熱仕様とし、1階の床は積雪とオンドルの設置を考慮して地盤面から高めに設定しました。

 

富士山麓の別荘計画(富士桜高原別荘地内)

富士山麓の別荘計画(富士桜高原別荘地内) 富士山麓の別荘計画(富士桜高原別荘地内)

   企業所有の別荘で、社員が家族連れで利用できるように計画しました。別荘地内の2区画を敷地とし、建物は富士山への眺望と敷地の有効利用を図るため敷地内の北側へ富士と対面する形で配置しました。共用のリビング・ダイニング・スペースから宿泊室、浴室へとステップアップする構成で、眺望とプライバシーを確保しながら変化のある内部空間を演出しました。

 

海を望む2世帯別荘計画(茨城県ひたちなか市)

海を望む2世帯別荘計画(茨城県ひたちなか市) 海を望む2世帯別荘計画(茨城県ひたちなか市)

   海岸線に面した崖上に建ち、太平洋が一望に望めるロケーションに建つ、完全分割利用を前提とした2世帯別荘住宅です。1階の住宅はバリアフリーを考慮した加齢対応型設計とし、2階の住宅はロフトを用意して多人数の宿泊者数にも対応した計画としました。オーシャンビューの寝室と浴室、自然と海への眺望を満喫できるデッキスペースなどを設け、容易な戸締りと維持管理計画、塩害に強く堅牢な壁式RC構造の採用、建物の耐久性を向上させ、またヒートショックが無い快適な屋内の温熱環境を実現する外断熱工法の採用などを図りました。

 

天文台のあるコッテージ計画

富士山麓の別荘計画(富士桜高原別荘地内)

   保養所の付属施設として計画されたコッテージの1つで、宿泊しながら天体観測が行なえる建物です。

 

公共の保養交流施設(岩手県東和町田瀬湖畔)

公共の保養交流施設(岩手県東和町田瀬湖畔) 公共の保養交流施設(岩手県東和町田瀬湖畔)

   首都圏の自治体が市民のために計画した施設で、田瀬湖畔の恵まれた自然環境の中で保養・休養するとともに、周辺の豊かな風土的・文化的・歴史的な資源の中で、家族や若者、さらに地元の人たちとスポーツ、レクリエーション、文化活動などを通して人と人とのふれあい、知的興味対象の発見、及び心身の健康促進を図り、また地元の方々にも施設を開放して利用の促進を図ることによって、世代間・地域間の幅広い交流の拠点となる施設として計画しました。定員80人の宿泊施設のほか、男女クアハウス、料理教室、工芸室、広間、レストラン、展望台などが設けられています。

 

阿蘇高原ホテル・ゴルフ場に付属するロッジ計画(公開設計競技準佳作入選案)

公共の保養交流施設(岩手県東和町田瀬湖畔) 公共の保養交流施設(岩手県東和町田瀬湖畔)

   阿蘇国立公園に現存する27ホールのゴルフ場とクラブハウス・ホテルに付属する、別棟の宿泊施設の実施案を求める公開競技設計の応募案です。雄大な阿蘇国立公園の自然の景観と周囲の環境に良く調和し、ゴルフをプレイする人の宿泊だけでなく、一般の客層(若いグループ、家族連れ等)も対象とした施設です。自然の環境の中で遊びと休養の雰囲気を備え、そしてグループが夜を楽しみ、団欒できるゆとりのあるパブリックスペースとプライバシーの保てる宿泊室を備えた国際観光ホテル基準に適合したホテルとしました。1980年の作品ですが、快適な居住性と環境への配慮から、太陽エネルギーの集熱器を屋上に設け、地中蓄熱層に太陽熱を蓄えて夜間の暖房に自然エネルギーを利用するという提案です。(西日本新聞社主催建築設計競技)

 

主な住宅作品(プロジェクトを含む)

  ・横浜の家(神奈川県横浜市)/基本計画
・小さなガレージの増築(神奈川県茅ヶ崎市)/竣工
・那須高原の別荘(栃木県那須郡那須町)/工事着工待ち
・傾斜地に立つ絶景リゾートハウス(静岡県熱海市)
・本格的ピアノ練習室のあるピアニストと家族の家(茨城県つくば市))
・都心の住宅・光と風のデザイン(東京都渋谷区)
・狭小変形敷地の店舗付き住宅(神奈川県葉山町)
・和風の家(茨城県坂東市)
・海を楽しむオーシャンフロントの家(千葉県南房総市)
・転回広場に面した変形敷地の家(神奈川県相模原市)
・軽井沢の別荘(長野県北佐久郡軽井沢町)
・造成崖地の家(横浜市港南区)
・2世帯別棟の家(東京都世田谷区)
・集いの家(東京都町田市)/計画中
・歴史的和風住宅に付属する蔵の計画(湯河原町)/計画中
・富士山麓の別荘(山梨県富士桜高原別荘地)
・Bayside Ranch(静岡県志太郡)
・湘南の家03(中郡大磯町)
・敷地9坪狭小住宅(東京都千代田区)
・鉄骨3階建て住宅リフォーム計画(東京都板橋区)
・海を望む別荘計画(茨城県ひたちなか市)
・スキーリゾートに建つ別荘計画(韓国江原道)
・下町の倉庫併用住宅(東京都江東区)
・浦賀の家(海を望む屋上テラス)
・アトリウムのあるモダン住宅
・茅ヶ崎の家(富士を望む見晴らしの家)
・和懐石料理店舗併設住宅(横浜市)/計画中
・横浜の家(傾斜地プロジェクト)
・奥多摩の家(森の館)
・湘南の家02(湘南トラッドハウス)
・鎌倉の家02(ペットと暮らす家)
・房総の家(スローライフを楽しむ家)
・湘南の家01/計画中
・ハワイ島の別荘計画
・ヤクルト独身寮計画(公開設計競技)
・アファンディ邸(インドネシア)
・鎌倉の家01
・山中湖の別荘計画