UIA CPD会議 in Paris

CPDとは“Continuing Professional Development”の略称で、建築家や医者、弁護士などのいわゆるプロフェッションに課される「継続職能研修」のことです。建築家の職能と資格制度が確立している諸外国では、建築家はその生涯にわたって常に自己研鑽に励み、新たな知識の吸収と職能の向上に努めることが求められています。CPD(継続職能研修制度)は、建築家に対して制度的にそのような機会を提供し、社会に対して建築家が必要な研鑽に励んでいることを証明するものです。

JIA日本建築家協会も建築家登録制度とともに2002年からJIA会員を対象としたCPD制度を始めました。UIA(国際建築家連合)は世界の加盟国におけるCPD制度の普及と国際的な共通基準に基づく互換性を促すため、今回の国際会議を開催しました。

今回の会議には21ヶ国から約50人の参加者があり、弊社代表の米澤は(社)日本建築家協会を代表して参加しましたが、UIAをプラットフォームとする国際的なCPD制度の実現に向けて広範な議論が行われました。

(左)会議の行われたモンパルナスタワーと朝市
(右)モンパルナスタワーの会議場から見たパリの街(中央がエッフェル塔)